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財布屋は財布をどう使っているのか?!

いつもSteal Leather Industryのホームページをご覧いただきありがとうございます。
このホームページのコラムでは、革製品の専門店として革にまつわる知識や製品の正しい使い方、お手入れの方法など
革に関することを発信しています。

今回は財布についてのコラムです。
お財布屋さんは実際どんな財布をどう使っているのか。ということをお話ししてみようと思います。
一般の方と比べて、これまでに様々なタイプ、形の財布をたくさん見てきた、プロの財布屋さんがどんな財布をどうやって使っているのか。
少し気になりませんか?
今回は弊社代表のわたくし江越が、普段使っているリアルなお財布事情をお伝えしてみようと思います。

 

結論:複数の財布をTPOで使い分けている

まず早速結論なのですが、私はいくつかの財布を使い分けています。
一般の方と比べると使い分けしている数は多いかと思いますが、実際に財布を用途で使い分けするのはオススメです。
今回はリアルに使っている財布の種類とTPOをご紹介しますので、今ひとつの財布を常に使っているという方はこんな使い方もあるんだ。
ということを知っていただければと思います。
実際、すごく気に入った財布なので常に使っている!という方にとっても財布を使い分けすることはお気に入りの財布を適度に休ませてあげる事ができ、
結果的にお気に入りの財布を長期間使うことができるというメリットもありますよ!

家のお金、通帳も入る「ラウンド大財布」

→銀行行く時に持って行く用

まずは職業柄、経営者という立場柄銀行に行く機会が多いこともあり、銀行に行くときに持っていける財布というのを用意しています。
パッと銀行に出かけたい時もサッとこの財布を持っていけばOK!家に置いておくのが基本なのでサイズは大きくてOK!
忘れがちな通帳やカード類をひとまとまりにしておけることが目的のお財布です。
主にお札と通帳、カード類が入っている財布で、小銭は基本入っていません。

メイン使いの財布「オリガミ」

→薄くて小さくて邪魔にならない

私が日常一番使っているのがこの財布です。キャンプや釣りなどのアクティブシーンにも持っていけるコンパクトなところが気に入っています。
カードの出しやすさが特徴的で、サッと出しやすい事が一番気に入っていて、一番よく使うカードなどを入れています。
コンパクトさがウリなので容量はたくさん入らないのすが、これが私には逆に良くて、レシートや領収書を細かく出せる(出さないといけない)ので貯まらない。
ということも気に入っています。
また、他の人と被らない形とデザインも気に入って一番使っています。やはりデザイン・見た目が気にいるって大切ですよね。

ただ、難点としては小銭が入らないのでこの財布をさらに財布に収納しています。ただ、最近はキャッシュレスが進んでいますし、ちょっとコンビニなどに出かける時はこのオリガミだけでOKなんです。

オリガミを小銭と一緒に収納できる「がま口」

→「オリガミ」に入らない小銭、レシートを収納してくれる

先ほど話したメイン財布を収納するためのがま口です。ガバッと開いて中が見やすい事と、小銭、レシートをザッと入れておいて、
すぐに取り出せるというところが私の性格に合っていると感じています。

旅行、出張の時に使う「通帳ケース」

スーツケースの中に入れておく用の財布として

これだけキャッシュレスが進んでいる現在でも、旅行って意外と現金を使うことも多いと思います。特に地方への出張や旅行は現金を持っていないと不安になるので
現金を持って行くのですが、財布に入れた大金を無くさないように、現金をスーツケースに分けて置いて使っています。
現金を持っていき、旅行中に出た領収書などをここに入れておきます。
また海外旅行の時にもこの財布を持って行って、いざという時のために日本円を入れておいたりする時にもこの財布を使っています。

イベントお出かけ用の「パラレルミニ」

→お祭り、フェス、キャンプなどのイベントに子どもにそのまま渡せる財布

家族でキャンプやお祭りなどのイベントに行く時に大活躍するのがこの財布です。
そのようなイベントに出かけると、子供達が喉乾いた!とかアイス食べたい!など、どこのご家庭でもあるあるではないでしょうか?
そうなった時にそのまま子どもにも渡せる用の財布として使っています。
中には小銭がメインで、お札も入るので、大体合わせても1万円以下くらいのお金が入っています。

フォーマルな場面に「160札入れ」

→商談や冠婚葬祭など、スーツを着る場面やフォーマルシーンにぴったりな財布

結婚式など、スーツを着て、荷物をあまり持たない場所ではこれが一番ぴったりだと感じています。
スーツの内ポケットや小さいバッグにスマートに収納できる事が特徴で、
お札を折らずに収納できて、1万円札がぴったり収まるサイズ(160mm)に計算されて作られています。
中にはメインのカードとお札が入るようになっています。

飲みにいく時用「首かけミニ財布」

→紐で首からかけるので、もう無くす心配はありません

お財布を無くした経験のある方…ちなみに私は無くしたことがあります。

もうそんな経験をしたくない、ということから首から掛けてしまえ場という発想で生まれた新調してみました。
まだこちらはサンプルですので購入できませんが、今後発売していく予定です。

元々のメイン財布「Sirio(シリオ)」

→右バックポケット専用設計の折札入れ

現在のメインはオリガミを使用していますが、元々はこのお財布をメインで使っていました。
この「シリオ」は財布って全部四角いから丸い財布を作りたいというところからスタートしましたが、正円ではサイズが財布ではなくなってしまうため、コンセプトを変更し「曲線デザインの財布」としました。

パンツの右後ろポケットに入れて使います(専用です逆の方はご相談ください)
また使い込んだ後のフォルムが美しい使用感になるように設計しています。
ということで小銭入れはついていませんから、発売当初(2011年頃)は誰にも見向きされなかったのですが、最近はキャッシュレス化が進んだ為か小銭入れなしでもということでやっと日の目を見るようになってきた商品なんです。

まとめ:財布はたくさん持っていたって良い!

というのが私の感想です。
自分の性格やライフスタイルによって使いやすい財布は変わることはもちろんですが、
利用シーンによっても使いやすい財布は変わります。
財布は一人ひとつ、ということではなく、シーンに合わせて色々と使い分けしてみるのも生活を豊かにするポイントではないでしょうか。
もし、今回の記事を読んで、参考になりそうな財布があれば嬉しいです。
全て当店で取り扱っております。また、自分ならもう少しここがこうなっていたら使いやすいなーと思った方はぜひお店にお越し下さい!
オリジナルのオーダーメイドでお客様にぴったりのアイテムをお作りもできます。
またはお客様にあった財布の使い方をご提案させて頂きます!
お気軽にお店に遊びにきてください!

 

札幌の革製品の事は弊社スティールレザーインダストリーにお任せください。

当店は札幌市東区に店舗を構えております。店舗には工房も併設しており、職人が直接接客させていただいておりますので革に関することや、製品に関することをなんでも相談ができます。
製品選びに悩んだり、わからないことがあるときはお気軽にお店に遊びにきてください。

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