革屋って難しい…
知れば知るほど構造が難しいんです。
大量に作って売れてくれれば売上も上がるし利益は出る。
でも、売れなかったら在庫=お金が減る…
自分で作った物ってそう簡単には売れません。
じゃあ少量で作ればいいか?
というと、今度は売上が伸びない。
だから会社を大きく出来ない…
革材料だって同じ様に難しい…
「牛革」と一言で言っても、本当にたくさんの種類があります。
どの革を選ぶのか。
どんなデザインにするのか。
いくらで売るのか。
全部、自分で決めなければいけません。
技術を磨くには時間がかかる。
技術を教えれば、独立していった。
もちろん、悪いことじゃないんですけどね。
むしろ業界にとっては良い事です。
高いものを作れば、「いいね。」と言われる。
でも、「高いね。」とも言われる。
安くすれば手に取りやすくなる。
でも、それでStealらしいのかとも思う。
今は趣味で革をやっている人でも、
本当に面白いものを作っています。
昔よりも露出しやすいんですよね。
でも、面白いものを作ったから売れるわけでも無いんです…
もう、本当に迷路です。笑
革屋って難しいと言っていますが、
結局は商売が難しいんですよね。
20年以上やっていますが、
今でも全く正解は分かりません。
というか無いんでしょうね。
でも、一つだけ、自分なりにたどり着いたことがあります。
自分が心から欲しいと思えるものを作ること。
流行を追いかけるでもなく、「売れそうだから」で
作るでもなく、自分が毎日使いたいと
思えるものを本気で作ること。
振り返ってみると、不思議なんですが
そうやって作ったものがお客様にも
一番選ばれてきた気がします。
だから今でも迷います。
新しい商品を作る時も、
価格を決める時も、
素材を選ぶ時も。
今でも答えは分かりません。
でも、いろんな失敗をしてきたから
昔よりも選択するまでのまでの時間は
結構短くなった気がします。
迷わなくなったわけじゃない。
迷い方が少しだけ変わったのかもしれません。
次回のお話。
昔、スタッフによく言っていたことで
「何にでもハテナを付けろ。」
という話があります。
実は最近になって、その話には
もっと深い所があったんです。
次回は、「ハテナの話。」です。