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革屋って難しい。#002

革屋って難しい…

知れば知るほど構造が難しいんです。

大量に作って売れてくれれば売上も上がるし利益は出る。

でも、売れなかったら在庫=お金が減る…

自分で作った物ってそう簡単には売れません。

じゃあ少量で作ればいいか?

というと、今度は売上が伸びない。

だから会社を大きく出来ない…

革材料だって同じ様に難しい…

「牛革」と一言で言っても、本当にたくさんの種類があります。

どの革を選ぶのか。

どんなデザインにするのか。

いくらで売るのか。

全部、自分で決めなければいけません。

技術を磨くには時間がかかる。

技術を教えれば、独立していった。

もちろん、悪いことじゃないんですけどね。

むしろ業界にとっては良い事です。

高いものを作れば、「いいね。」と言われる。

でも、「高いね。」とも言われる。

安くすれば手に取りやすくなる。

でも、それでStealらしいのかとも思う。

今は趣味で革をやっている人でも、

本当に面白いものを作っています。

昔よりも露出しやすいんですよね。

でも、面白いものを作ったから売れるわけでも無いんです…

もう、本当に迷路です。笑

革屋って難しいと言っていますが、

結局は商売が難しいんですよね。

20年以上やっていますが、

今でも全く正解は分かりません。

というか無いんでしょうね。

でも、一つだけ、自分なりにたどり着いたことがあります。

自分が心から欲しいと思えるものを作ること。

流行を追いかけるでもなく、「売れそうだから」で

作るでもなく、自分が毎日使いたいと

思えるものを本気で作ること。

振り返ってみると、不思議なんですが

そうやって作ったものがお客様にも

一番選ばれてきた気がします。

だから今でも迷います。

新しい商品を作る時も、

価格を決める時も、

素材を選ぶ時も。

今でも答えは分かりません。

でも、いろんな失敗をしてきたから

昔よりも選択するまでのまでの時間は

結構短くなった気がします。

迷わなくなったわけじゃない。

迷い方が少しだけ変わったのかもしれません。

次回のお話。

昔、スタッフによく言っていたことで

「何にでもハテナを付けろ。」

という話があります。

実は最近になって、その話には

もっと深い所があったんです。

次回は、「ハテナの話。」です。

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