革には、銀面という繊維の密集した硬い表面があるため、通常の家庭用ミシンや手縫針だけで縫い合わせることは出来ません。縫い合わせるためにも事前に穴あけが必要なのです。その他にもレザークラフトでは縫う目的以外に、革に穴をあける場面が多くあります。使用する場面ごとに道具を選び、使い分けましょう。

ヒシ目打ち

手縫い用の菱形の穴をあけることができ、縫い上がりは糸が左上がりになるのが特徴です。1から10本刃のものがあり、刃の幅も1.5mmから3mmと多様で、作る作品の出したい風合いによって使い分けることができます。ビギナーさんは6本刃のものと、細かなカーブの穴あけに便利な2本刃のものがあると使いやすいと思います。

目打ち

レース編み、または金具の脚を入れる時に必要な平らな穴をあけることができます。刃は1から4本刃、刃の幅は2mmから3mmのものがあります。刃の幅は広い方が縫いやすいですし、縫う回数も少なく済みます。

ハトメ抜き

レースかがりや、金具の取り付けのための丸い穴をあける道具です。サイズは2から100号までとっても種類があり、数字が大きくなるほど、穴のサイズも大きくなります。レースかがりで使われる一般的なサイズは8号。金具をつける時には、金具と、ハトメ抜きのサイズをよく確認して同じサイズのものを使いましょう。

シェイプパンチ

星型、しずく型、菱形、ハート型など様々な種類がある、革に切り抜き模様をつけるための道具です。大中小とあるサイズと型を組み合わせて、オリジナルのデザインを簡単に施すことができ、お洒落になるので初心者さんにもオススメです。いきなり抜いてしまうよりは、一旦シェイプパンチを革に押し付け、バランスよく目印をつけておくとより綺麗に抜くことができますよ!

尾錠抜き

細長い楕円形の穴をあける道具です。バックルをつける際に必要な穴あけで、バックルの大きさによってサイズを選ぶ必要があります。

ベルト穴あけ

ベルト用の穴あけは、ハトメ抜きと違い若干楕円形になっており、横に長い楕円の状態で穴を開けます。開けたいところに鉄筆などで目印をつけ、その目印が穴あけの中心にくるように調整して開けましょう。

穴あけを等間隔にきれいにあけるためには、刃の複数あるものを使う場合、直前に開けた最後の1目、もしくは2目に引っ掛けて次の穴をあけるとうまくいきます。しかし…穴あけはどうしても音が響きます。かなり強い力で叩くので、フェルトを敷いたゴム板等の上でやるようにして、床やテーブルが傷つかないよう気を付けましょう。どうしても音が気になる方は、片手で握るパンチタイプの穴あけも定番サイズの取り揃えがあるので使用してみましょう。

穴あけはどれも刃がついていますので、取り扱いには十分注意してくださいね。